パーソナルカラー診断を受ける経緯

自分で服が選べないことの不味さに気付く

ちょっといいとこにお呼ばれする予定が年明けぐらいにあって、手持ちの服じゃなあ~~~と買い物にいくことになったんですが、

 

自分で 服が 選べない

 

という致命的な点に遅まきながら気付きました。

 

(PC診断は最近はやりなので説明は割愛します。ぐぐると一杯楽しいサイトあるよ!)


いや、優しいお値段のお洋服なら「これとこれ~」ってさらっと選べるんだけど、
1万円超えてくると「待ってわからん」って感じになっていくんです。3万とか超えてくると途端に「似合ってるか判らない」「本当にこの高価な服を買う決断してもいいのか……?!」になるんです。つまり、余所行きで一番身だしなみを整えなければいけないここ一番のところで外すという、お金もかかる上に人の目もがっつりある場所で残念な身なりになる傾向が強いことが判明しました。

 

店員さんは必ずしも似合うものを勧めてくれるわけではない

 

お店の人に聴いたらええやん?って思ったけど、以前デパート内のそこそこお値段するお店でよその人が試着してる場面に出くわしたことがあったんだけど、


(待ってどうみてもぱっつんぱっつんでお肉のラインが凄い出てる!あかんやろ!後服ばっか主張されてあんまり似合ってない!!!)


って思った瞬間、

店員さんが「とてもよくお似合いですよ~~~。お顔も明るく見えるし、春らしい雰囲気でお綺麗ですう~~」と。


(うっっっっそやん!?!!?あかんやろ!?待って待って、絶体あかんくない?それ売るの?まじで売るの?!!?)


って衝撃を受けたことがありまして。

 

皆が皆そうじゃないって判ってるけど、店員さんによっては似合ってなくてもヨイショヨイショするんや……って言うのを目の当たりにしてしまい、褒められて調子に載って判らん儘買ってはならぬ。と学んだのです。

 

期間もないし、はよ服を買わないかんわ!って思ってネットで検索したり、実際に見せにいってみたりしたけど、

 


「余所行きの服ってどうやって選ぶんだっけ?」
「おしゃれってなんだ?」
「あれ?これやばくね???」

 

と。めっちゃ冷や汗もんです。

自己判断は出来ない、お店の人にも頼れない、でも服は星の数ほどある。

こんなん選べませんやん??!絶対はずした服になること間違いないやん?!?!?

めっちゃ悩んだけど、色、形、素材、丈、シルエットなどなど選択肢が多すぎて「自力ではどうにもならない」という結論に達しました。

 

そもそも何で服が自分で選べないのか

思い起こせば幼少期、母は私を綺麗に着飾っていました。
色々すっ飛ばして大学時代「その服可愛いね!」「髪型おしゃれ!」「素敵!」なんかも言われた気がする。

 

だがここに告白させてほしい。否、告白などとは生ぬるい、懺悔だ。

いい歳したわたしの洋服を選んでいたのも、綺麗に髪を編みこんでアップにしていたのも!!!
すべて!!!!すべて!!!!母!!!!いかにも自分でやりましたな顔して過ごしていて本当にすみませんでした!!!!!!!orz

 

だがしかし、一応弁解させてほしい。何故このような事態になったのかを。

我が母はお洒落だ。まあ娘から見てもいいセンスしてると思う。
その母は娘を着飾った。それはもう母の満足いく出来になっていたと思う。小奇麗度は相当高かったように思う。

が、センスは遺伝しない。そう、非情ではあるが、センスは、遺伝、しないのだ。
三度言わせてほしい。センスは、遺伝しない。はいここテストでます!ライン引いて!!!!

 

娘の美的センスは母のお気に召す境地に到達していなかったのだ。(一ケタの年齢の子どもにセンスを求められても困るともいう)
故に、娘チョイスの洋服は母が徹底的に否定し、身なりは全て母が管理した。
「何それダサい」「変な服ばっか選んで」「そんなのどこに着て行くの」「お母さんそれ嫌い」ありとあらゆるボキャブラリーを駆使して選んだ服を斬鉄剣で切って捨てられたのである。
其処に弁明の余地はなく、母がNoといえばNoなのだ。防御無視の貫通攻撃なので未成年にはダメージが大きすぎて心バッキバキよ。

(因みに大人になってから何度か「否定から入るのやめてくれない?」と服に関わらず時々反撃するようになりました。)


余談ではあるが、母は一度機嫌をこじらせると面倒くさい。超面倒くさい。平均2日ぐらいは面倒くさいのだ。
小中高生にとって2日は長い。土日にやらかしたりしたら猶更である。夏休みなんかにやらかしたらもう最&悪過ぎる。
帰宅後の時間、そして朝学校に行くまで、休日なら一日中!食事の時間が最強に苦痛!
その時間の母の機嫌の悪さと自分の着たい服を天秤にかけたら
圧倒的に母の機嫌が悪くない方が!!!!重要度が高いのだ!!!!!!!我慢する方がコスパがいい!!!!

そして思考を放棄した

娘は考えた。別に変になるわけじゃないし、もめないし、丸投げの方が楽じゃね?と。
未成年者にとって親の機嫌は死活問題なのだ。親の機嫌が悪化する時、子どものQOLも比例して悪化するのだ。
ならば我は委ねよう。洋服も髪型も最早好きにしてくれ、と。
そうして両手両足を投げ出して思考を放棄すること二十数年……

 

「お母さんが選んだ服だと間違いないでしょ?」「ウン……」
「うんうん、やっぱりこういう服が似合うね」「アッハイ……」
「可愛い服着てるね!いつもお洒落!」「ワァウレシイ、アリガトー!!!」

 

服を、自分で選ぶという選択肢が、消失した。というか、興味を捨て、早々に諦めたともいう。
(因みにこの間、一応何度か自分のバイト代で服や化粧品を購入するということはやったものの、「何その変な服」「そんな高いもの買って。匂いがきつくていやだ」と一蹴されて着る前に着るのを嫌になるという経験を何度かしたことを記載しておく)
ついでに化粧品も、髪型も、何もかも身の回りの決定権が母に移行していたのだ。
こんなこと、友達になんて恥ずかしくて言えやしないので、お洒落なイメージをつけられて自縄自縛に陥る私……

 

今なら「えっそれやばくない?」と言えるけど、当時は「母の機嫌を損なうのが面倒くさい」「戦ってまで機嫌を損なう気はない」
と、逃げの姿勢だったのだ。だってほんと面倒くさかったんや……逆らわないのが一番楽ちんやってん……
世話になってる以上、妥協するしかないやん?みたいな諦めの境地に達してたような気がする。

 

自分で服を選ばなければいけない壁にぶち当たる


が、結婚を機に親元から離脱。今回の件ではたと気づいたのである。
「自分の服は自分で選んで買わなければならないのだ」と……。ついでに化粧品とか髪型とか諸々全部!
ただ、自分で服を買う→帰省の時に着て帰る→否定されるとシシガミさまが踏んで行ったところの草くらい心が急激に萎れてくるので、
母君に「このような召し物を購入せんとす。如何か」といちいちお伺いを立てる癖が抜けなかったのだ。
別に帰省の時着なかったらええやんて思ったけど、古い服きてたら着てたで注意される!!!一回ぐらい注意が回避できても服は!経年劣化するので入れ替えが必須!!!!!つまりいずれにしても自己判断で購入せねばならないのだ!その都度これ訊くのか???訊き続けるんか?????

 

やばない???????いい歳した女がそれやばない???????

 

年相応のお洋服を着なければ夫にも恥をかかせるし、年齢が上がれば上がるほど洋服はちゃんとしたものを着た方がいいやん???
でも、現状、一人で服を選ぶ基準が判らない……。夫は(有難いことに)何着ても「かわいいよ~(^^)」しか言わないのであてにならない……絶体似合ってないのあるはずなんだけど……


お店に行って店員さんが寄ってくる気配を感じるとスッっと顔から表情を消して店から去るくらい店なれしてないので当然店員さんに質問も出来ない。

後、前述のことがあって警戒してしまうのもある。
色も形も素材も何がいいのか判らないし、自分のセンスが経験上信用ならない。
手当たり次第に買って試して判断する超絶セレブリティな余裕は当然ない。

 

だがしかし、現状、狩りを教わることなく掌から餌を貰い、暖かい場所でぬくぬく育ったものの唐突に野生に返された動物そのもの……此の侭では野たれ死ぬこと必死。

 

死ぬの?ねえ此の侭私死ぬの???????死んでいいの???否!!!!

と、思ったものの、これ、基準がないと無理じゃね?独学とか無理だよね????
でもこの調子だと間違いなく今後一生困るよね?!?!?!不味すぎない!?!?!??!
化粧品とか良い値段するのに似合わないものうっかりかっちゃった!じゃすまなくない???

服だってそこそこの値段の物かったら何年か着れる計算だし、安い服でも似合う方が圧倒的によくない!??!
髪型もなんか無造作に伸ばしてたけど、実はショートが似合うんじゃないか?!?!
デパコスとか使って綺麗になりたいぞ!!!!??!?綺麗なお姉さんになりたいぞ!!!!??

(そして打開策を調べてPC診断等を発見)

 

今やらなくていつやるの!?今でしょ!!!!!!!!


と、思ったのがPC診断等受けようと思った切っ掛けです。(超絶長い)


因みに思い立ってから行動まで2ヶ月、予約旗取りしてから2ヶ月、年明けからめっちゃ時間経ったけどようやっと行けます。
(いいとこお呼ばれには当然間に合わなくてですね、多分似合わない服でいったと思います!!!orz)

 

いやほんと、親御様におかれましてはお子様の自主性を尊重して下さいますよう、お願い申し上げます。これは極端な例なんですけど、ホント自分で服を選ぶの怖いし、似合ってるのかいつもびくびくするし、何もいいことないです。
大人になったから急に出来ることって実はあんまないので、ある程度自分で服を選ぶぐらいやらせてあげてもいいと思います。ハイ。
よほど似合わん服をきてたら友達とかが「それやめとき」って言ってくれます。
身内としてあまりにも変過ぎるものをきてたら指摘するのも愛だと思いますが!!

あっ母とは喧嘩もするけど結構仲良しです。着飾るのも小奇麗にしたいとか、恥をかかないようにみたいな愛あってのことだと思ってます!
過ぎたことを言うても仕方ないので、PC診断受けてここからお洒落を自力で楽しむぞう!